2010年6月13日日曜日

危険な感染症

犬にとって危険な感染症がたくさんあります。
子犬は様々な伝染病に対する免疫を母乳から得ています。でもこの免疫力は時間とともに低下しますので、伝染病予防のためのワクチン接種が必要です。子犬の社会化には生後3~12週齢が
もっとも大切です。社会化に大切な時期以降のワクチン接種では、はじめて外に出したときに、すでに臆病な性格が形成されてしまっている子犬もいます。現在のワクチンの接種時期は、4~15週齢とされています。先生とよく相談し、健康状態をチェックしてもらったうえで、早めにワクチン接種をし、安心して外の世界に連れ出せるようにしてあげたいものです。

ワクチンのある病気
★犬パルボウイルス感染症
 激しい下痢、嘔吐を起こし、食欲がなくなり衰弱していきます(腸炎型)。
 また、子犬に対して突然死を起こすこともあります(心筋炎型)。感染犬の便中には大量の
 ウイルスが排出され感染源となります。伝染力が強く、犬ジステンパーと並んで子犬にとっ
 て死亡率の高い恐ろしい伝染病です。
★ 犬ジステンパー
犬ジステンパーウイルスの感染によって発病します。このウイルスは感染犬の鼻水、目や
に、尿などに含まれます。症状は、発熱、下痢、鼻炎、結膜炎、呼吸器及び消化器障害を
示し、神経症状を起こすこともあります。犬パルボウイルス感染症と同様に、特に子犬で
は死亡率の高い伝染病として恐れられています。
★ 犬コロナウイルス感染症
犬コロナウイルスによる伝染病で腸炎を引き起こします。子犬の場合の症状は嘔吐と中~
重度の水様性下痢を引き起こします。パルボウイルスやジステンパーウイルスと混合感染
すると症状が重篤になるので注意が必要です。
★ 犬パラインフルエンザウイルス感染症
犬パラインフルエンザウイルスは、(ケンネルコフ:犬の呼吸器症候群)の原因の1つです
咳、鼻水などの呼吸器症状(風邪症状)を示します。感染犬は咳などでウイルスをまきち
らします。感染犬は咳などでウイルスをまきちらします。混合感染や二次感染を起こすと
重篤になります。
★ 犬伝染性喉頭気管炎(犬アデノウイルス2型感染症)
犬アデノウイルス2型は犬パラインフルエンザウイルスと同様に(ケンネルコフ:犬の呼
吸器症候群)の原因の1つで、咳を主な症状とする呼吸器系疾患を起こします。特に、他
のウイルスや細菌と混合感染することにより症状が重篤になります。
★ 犬伝染性肝炎
犬伝染性喉頭気管炎と同様に犬アデノウイルス1型の感染によります。感染犬の便、尿、
唾液などから経口感染します。下痢、嘔吐、食欲不振などを示し肝炎を起こします。
★ 犬レプトスピラ病
レプトスピラという細菌が原因の伝染病で、感染動物の尿中に細菌が排出され環境を汚染
し感染源となります。症状は尿毒症、腎炎などを起こす場合(イクテロヘモラジー型)が
あります。人にも感染する人畜共通感染症の1つです。

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