2010年5月7日金曜日

犬のフィラリア症の予防

犬フィラリア症は、感染した犬から直接他の犬に感染せず、
蚊が感染を媒介しています。
蚊が吸血するとき、同時に「フィラリア」という寄生虫の
幼虫を犬にうつします。そのフィラリアの幼虫が皮下組織
で育った後、心臓内や肺動脈に入り込んで成虫となり全身
にわたって深刻な症状を引き起こします。
・ 感染すると次第に元気がなくなる
・ 食欲がなくなる
・ セキをよくする
・ お腹が膨れてくる(腹水がたまってくる)
・ 貧血・失神する
死に至る確率の高い恐ろしい病気です
犬フィラリア症は蚊を伝染媒体にしているため、蚊の発生
時期に合わせて予防します。
予防薬は、犬が蚊に刺されないようにするための薬ではあ
りません。犬の体内にフィラリアの幼虫が入ってしまって
も成虫になって心臓に寄生してしまう前に駆除し予防する
働きがあります。予防薬には月に1回飲ませる錠剤タイプ
やチュアブルタイプなどがあります。
いずれも獣医師にご相談ください。