2010年8月3日火曜日

診療案内

7月より水曜日の定休日に変更になりました。

   受付時間は下記のとおり

   平日 :午前9:00~午後6時まで
土日祝日 :午前9:00~午後1時まで 


(なお、土日祝日の午後12時以降は手術や急患があるときは一般外来に対応できないことがあります。できるだけ12時までに来院してください。)
  休診日 :毎週水曜日

twitterでも案内しています。ID:KDAC4709  http://twitter.com/KDAC4709

2010年8月1日日曜日

皮膚疾患について

皮膚疾患について                     
皮膚疾患(皮膚炎)とは・・・。
健康な皮膚には、外からのさまざまな刺激や細菌などから身体を守る「バリアー機能」というものがありますが、皮膚炎をおこすとこの機能が低下してしまいます。バリアー機能が低下すると、細菌やウイルスなどが体の中に入りやすくなってしまいます。また、皮膚病をおこした部分は痒いので、イヌが自分で噛んだり引っ掻いたりして傷つけたり、ちょっとした刺激(例えば何かに擦れたり、ぶつけたり)でもさらに炎症が悪化しやすくなってしまいます。

皮膚炎をおこす要因(代表的なもの)
· ノミアレルギー性皮膚炎ノミの唾液が原因となっておこるアレルギー。
· アトピー性皮膚炎環境に存在するもの〔花粉(草、木、雑草)、カビの胞子、イエダニ、動物の上皮など〕が原因となっておこるアレルギー。
· 膿皮症皮膚の細菌感染によっておこる。
· 食物アレルギー特定の食べ物が原因となっておこるアレルギー。
皮膚炎をおこす主な原因をみた場合、食事が関係しているのは「食物アレルギー」だけのように思われますが、食物以外の原因と診断されたアレルギー性疾患でも、食事を低アレルゲン(アレルギーがおきにくい)のものに変えてあげることで症状の緩和が期待できることがあります。なぜならば、アレルギーは診断されたアレルギーの他にも、発症するまでの過程でいろいろな種類のアレルギーが関係し、原因となっていることが多く、そのひとつが食物アレルギーの場合はそれを取り除いてあげることで緩和が期待できるからです。また、皮膚炎を食事以外の方法で治療する場合でも、健康な皮膚に生まれ変わるためには、栄養学的にバランスの取れた食事を与えることが非常に大切です。さらに、その食事には、皮膚の健康をサポートする栄養素や炎症の軽減をサポートする栄養素が含まれているとよりよいでしょう。
食物アレルギーの原因になりやすい食品を避けましょう。
消化性の高い食事を与えましょう。例:加水分解されたタンパクなど
皮膚の健康をサポートする栄養素を補給しましょう。例:ビタミンA、ビタミンB群、必須脂肪酸、銅、亜鉛など

食事療法中は、獣医師の指示した食事のみを与えましょう。おやつは原則として与えないようにしましょう。
常に清潔で新鮮な水を飲めるようにしてあげましょう。
食欲がない場合は、1日の給与量を3~4回に分けて少しずつ与えるか、38~39℃程度に温めて与えてみましょう。